れんき特別編第一回香港オーシャンパークOFF第一日目
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 1996年(平成8年)11月16日(土)
 香港OFF初日

前書き
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 今年の5月11日にFHPPC後楽園遊園地OFFがMASSEさんの主宰で開催された。
そこで、MASSEさんは1つの大きな約束をした。香港の遊園地であるオーシャ
ンパークOFFをするというのだ。そして、それを本当にFHPPCの2番会議室及び
16番会議室等に告知したのだ。多くの人は冗談だと思ったが、それに応えた
3人の勇者がいた。それが、文市さん、永森さん、そしてれんやである。この
物語はこの4人の勇者の波乱の旅路を描いた物である。

 この物語中にでてくる日時は全て日本時間であす。ただしその記述はLXに任
せているので正確かどうかは保証できません。ちなみに日本と香港の時差は1
時間です。香港での行動では表示の時間から1時間引いて下さい。

出発から秋葉原
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**10:38 am** 前日かられんやの部屋に泊まり込んでいたMASSEさんがれんや 
        の部屋から文市さんのPHSに電話をしたが話し中。 続いて、永森さん
        に電話をしたが、やはり話し中だった。そこで、MASSEさんとれんやは
        2人が話をしているのだろうと話していたが、あとでそれが正解だっ
        たと知る。

**10:49 am** れんやの部屋を出発。部屋を出ると、早速MASSEさんはPHSの留
        守電を確認する。ちなみに、この時れんやはまだPHSを持っていない。

**11:36 am** 新宿駅南口から永森さんのPHSに電話。 ようやくのことでつか
        まった。秋葉のT-ZOME前のドトールという喫茶店にいるということが
        判明。そこまで行くことにする。

**12:18 pm** れんやとMASSEさんがドトールに到着。 そこには永森さんと見
        送りに来てくれたの佐藤さんがいる。 MASSEさんが佐藤さんからEL
        ライトを受け取っている。なんと、永森さんは倍速、爆速切り替えス
        イッチの手術をしている。旅行の直前に手術をするとはさすがは永森
        さん。

**12:33 pm** 文市さん参上。これで4人の勇者が勢揃いしたことになる。

**12:53 pm** 永森さんが手術中の爆速水晶をおむすびコロリンしてしまった。
        文市さんが踏みつける寸前に足の間から救出。

** 2:11 pm** 完成目前の永森さんのスイッチの溶接部分が崩壊。また1から
   やり直しとなった。しかし時間がないのでここでの手術は断念。

** 2:25 pm** ドトールを出た。どう考えてもこの時間は遅い。これはあとで
   いやというほど実感することになる。果たして間に合うのだろうか。

** 2:30 pm** ラオックス電子文具館2階で、文市さんが流暢を買おうとした
   が、広東語に対応していないようなので、泣く泣く断念。

** 2:38 pm** 秋葉原駅で富士通のFMV-5100NC/Sを真剣なまなざしで見る3人。
   そして1歩離れているれんや。 永森さんだけはキャッシングをしようと隊
   をはなれた。 しかし、キャッシングできなかったらしい。これが後々永森
   さんをおおいに苦しめることにある。 しかし、1説にはいつもの事でたい
   して苦しんでもいないという話しも。

** 2:52 pm** 計画では成田エクスプレスに乗る筈だったが、秋葉原の緑の窓
   口で確認したところすでに席はいっぱいだった。 よく考えてみるとこれは
   当然だと思う。 みんなぼけている。その次のエクスプレスもすでに満席。
   そこで、 エクスプレスを断念。駅員の薦めにしたがい、快速で行くことに
   した。ここから快速に乗るまでは走って走って走りまくった。

** 3:51 pm** 電車は千葉駅に到着。ここで多くの人が降りたので、ようやく
   座ることが出来た。時間もないのでここで出国書類を作成。

** 3:55 pm** パスポートの種類。文市さんが小さいパスポート、しかも黒が
   いいと熱望。 はがして作り直すことを考える。よくみると全員パスポート
   の種類が違っていた。

成田空港
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** 4:38 pm** 成田空港駅到着。改札口を出て、簡単なチェックを受ける。ま
   さか駅の改札口を出てすぐチェックを受けるとは思わなかった。 パスポー
   トを掲示して通過。

** 4:50 pm** 手荷物検査を受けた。 PHSがまだ使えるので、文市さんがどな
   たかに電話。100LXを5台ほど買いたいと言っている。すごい、さすがは文
   市さん。

** 4:56 pm** 搭乗手続き。UAの窓口が見つからないので、空港の案内所で聞
   いたら、目の前にあった。よっぽどあわてているんだな。

** 5:08 pm** れんやは200HK$分だけ両替。永森さんも同じ金額を。もう残り
   の現金がないそうだ。 ちなみにこの段階でれんやの財布の中身は日本円で
   2000円ほど。銀行のATMが見つからずおろしそこねたのだ。これが後々れん
   やを苦しめることになる。

** 5:24 pm** 出国検査終了した。

** 5:29 pm** ゲート。金属探知器に永森さんをのぞく3人がひっかり、最後
   の文市さんの時には検査官が切れて、 LXはだしとくようにと怒られた。ど
   うやら、LXは金属探知器に引っかかるものらしい。ここを通過したら、PHS
   のアンテナがたたなくなってしまった。 日本との関係が切れるのを惜しみ
   ながらPHSの電源を切った。 ここで、今回のOFFの参加者の年齢差が4歳、
   6歳、6歳と離れていることに気が付いた。

** 5:55 pm** 搭乗。手続きが遅かったせいか、席はバランバランになってし
   まった。まあ、そのお陰でゆっくりとログ読みが出来るのだが。

** 6:26 pm** 飛行機が動き出した。

** 7:09 pm** 飲み物のサービスがやって来て、でも僕はわからんくて黙って
   いたら、オレンジジュースを渡してくれた。

** 7:53 pm** 機内食配布。ちなみに、飲み物はわからないので、無難なオレ
   ンジジュースにしておいた。少しは英語を勉強しておけばよかった。

** 9:19 pm** 機内はかなり暑い。

**10:01 pm** お水のサービス。咽が乾いていたのでとてもうれしかった。

**10:45 pm** 着陸の為のシートベルトサインがでた。これからしばらくはLX
        がつかえないはず。

**11:01 pm** 無事に着陸。僕は真中の席だったので、そうでもなかったが、
        窓際の席だった文市さんはとても恐く、いい体験をしたらしい。僕も
        見たかったな。 英語の挨拶の"GOOD NAIGHT"は日本語になると「ご機
        嫌よろしゅう」となった。妖しい英語と妖しい中国語、そして妖しい
        日本語が入り交じった妖しい飛行機だった。

香港到着
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**11:15 pm** 機内から外に出た。東京と同じ、臭いのある空気。

**11:40 pm** 入境審査の用紙が違っていたので、それを直す間、足止めをく
        らったが、何とか無事に通過。荷物がまだ来ていなかったので、結局、
        損も得も無かった。文市さんの荷物は特別なのだ。他の荷物と違い加
        護に入って守られて出てきたのだ。

**11:59 pm** 荷物チェック。 MASSEさん、永森さん、れんやはノーチェック
        だったのに、文市さんだけはパスポートを請求されたが、それを見せ
        る前に"FROM JAPAN"と言ったら、それで通れてしまった。一体なぜ引
        っかかったのだろう。1説にはバックのチャックが壊れていたせいだ
        とか。
        
**12:14 am** 的士(タクシー)の待ち列に並んでいるときに、なんで空港に
        電車が乗り入れていないのか不思議になった。これは不便だぞ。

**12:21 am** MASSEさんが一生懸命行き先(モンコック or  グランドタワー
        ホテル)を言ったが、若いタクシーの運ちゃんは分かってくれなかっ
        た。似非広東語失敗の巻。結局、ガイドブックを出して指さしで理解
        してもらえた。若いの、まだまだ修行が足りんな。走り出してすぐに
        EPSONや他の日本企業のでっかい看板が見え、まるで東京の様に感じた。このタ
        クシーは禁煙だったのだ。違反したときにはなんと罰金は5000ドル。
        ちなみにこれが香港ドルかアメリカドル不明。もしアメリカドルだっ
        たら、えらいこっちゃ。まあ、多分香港ドルだろう。

**12:43 am** 旺角のグランドタワーホテル到着。6階のホテルのフロントま
        で行く。

**12:47 am** なんかの書類を書かされた。その後、なんか英語で説明をされ
        たが、よく分からなかったが、なんだか今日と明日とでは泊まる部屋
        が違うらしいのだ。渡されたキーを見ると一九階。エレベータに乗っ
        て、一九階の説明を見ると、本当にスイートルームらしい。なんだか
        とってもラッキー。

**12:55 am** お部屋に入った。本当にスイートルームだ。テレビも、電話も、
        風呂トイレさえも2つづつある。なんかすごい。うれしいぞ。ちなみ
        に、普通のツインは一泊1100HK$(約16000)なのに今日泊まるこのス
        イートルームは3000HK&(約45000円)。ちょっと考えたらなんとこ
        こ一泊で三泊分のお値段だ。リッチ、リッチ。

**12:59 am** 電話も見ると、日本と同じモジューラーなので、屈強の3人が
        通信に挑戦するが、最終的には敗北を喫した。やはり、頼れるのはカ
        プラだけです。はい。

** 1:24 am** テレビをつけると、幽遊白書の中国語(らしき)版が放映して
   いた。なかなか面白い。

** 1:33 am** 文市さんのアイディアでこの真夜中に散策をすることとなった。
   とりあえず、 目的はみなさんお馴染みのセブンイレブンを見つけること。
   ところが、ホテルをでたらセブンイレブンだった。ここは日本なのか。

** 1:46 am** スイカジュースとメロンジュースを飲む。味は、みごとにその
   まま。 感動してしまった。歩いてみると、日本のコミックの現地語版やあ
   やしい雑誌を売る店がいたるところに存在した。 その一軒一軒見て回るあ
   やしい四人組。 しっかし、この時間になってもこの人通り。既に香港時間
   でも午前零時をまわっているのに。 ここは新宿か。やっぱり、徹カラをし
   ないといけないのかな。

** 2:37 am** テレビから流れてきた初めての日本語は、安室奈美恵の歌だっ
   た。ちなみに、これエイベックスのコマーシャルだ。

** 3:02  am** 本当ならもうとっくに寝ていなければならないこの時間。   
   MASSEさんがある確証をもって、隣の部屋内線をかけてた。すると案の定、
   永森さんは秋葉の続き、 LXを開腹し、スイッチの取り付け手術を実施して
   いた。うーん、さすがはにゃがもりさん。

** 3:28 am** スイートルームということで、 証拠写真をMASSEがDC-1で撮っ
   た。そしてようやく眠りにつくため布団に入った。

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