EC(Electronic Commerce)(エレクトロニック・コマース)(電子商取引)の代表的なものの一つとして、ウェブショップが上げられると思います。

 ウェブショップといえば、傘なら傘(ex.http://www.kasaya.com/)、TシャツならTシャツ(ex.http://www.easy.ne.jp/)を販売するサイトがまず浮かぶと思います。他にも書籍(ex.http://www.amazon.com/)やCD(ex.http://www.cdnow.com/)などのサイトもあります。そしてもう一つ、ウェブ代理店とも言うべきものがあります。Amazon.comのAssociateやOutpost.comのAffiliate Programなどがそれに該当すると思います。

 ウェブ代理店というのは、例えば、renya.comからAmazon.comにジャンプし、そこで書籍を購入した場合、その利益の何パーセントかをrenya.comにキックバックする制度、つまりコミッション制サイトプログラムの事を言います。
 Amazon.comの場合、2500万冊の世界最大の書店と自称していますが、それら膨大なデータベースを効率よく見て廻るというのはなかなか難しいものです。そこで、例えばrenya.comがピアズ・アンソニーの魔法の国ザンスシリーズについて整理してまとめ、そこからAmazon.comへリンクしてありrenya.comの説明を読んで本文を読んでみたくなった時にすぐに購入出来るようにしているのです。これがAmazon.comの強さの最大の要因だと言われています。

 「BOOK CLUB」 本屋さんや他の日本のウェブに進出している書店さんもウェブ代理店制度を導入してくれたらいいなと個人的に思っています。

 広大なウェブの世界のいたる所に自分のサイトの代理店を設置する事のメリットははかり知れないと思います。
 これは何もウェブ代理店経由で商品を購入してくれる事だけを言っているのではありません。ブランドを浸透させる意味でも普通のバナー広告よりもはるかに有効だと思います。
 特にウェブ代理店はそれぞれが自分の得意な分野で勝負するので、まさにジャストミートすると思います。

 Amazon.comもOutpost.comもこのコミッション制サイトプログラムの運用をLinkShare社に委託しています。

 もっとも、いくら興味があっても、今のrenya.comのアクセス数では、何の意味もないんですけどね。

 この様なコミッションシステムはなにもウェブ代理店に限ったものではありません。一般の社会でもよく目にする光景です。一番わかりやすいものといえば、携帯電話・PHSがそれに該当します。

 1999年4月20日のアクセス向上委員会通信 Vol.74というメールマガジンで、アソシエイツ・プログラムの事を特集していました。


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