小諸ぶらぶら散歩
================

 2000年もいつの間にか師走になってしまった、最初の日曜日。車で小諸にち
ょっと出かけました。

手打ち蕎麦講習
--------------

 さてまず最初に行った先は今回のぶらぶら散歩の最大の目的地である小諸ユ
ースホステルです。今日ここでは蕎麦打ちの講習会が行われるということで、
朝早くに家を出たのです。

 さて、蕎麦打ちといえば何をおいてもまずはそば粉ですよね。そば粉が7に
対して麦粉が3の粉、500グラムに対して水を230グラム使います。水は最初に8
割から9割程入れてしまいます。そこで指先だけを使って水を粉全体に混ぜま
す。適度に混ざったところで残りの水も入れてしまい、再び混ぜます。すべて
の動作においてあまりゆっくりやると水がどんどん蒸発していってしまうので
よくありません。よく水がまざり再び粉が細かくなって、握ると粘土みたいに
まとまる感じになったらいよいよ本格的にこねます。今度は手のひらを使い最
低100回はこねます。まあ、100回をちょっと超えたくらいこねたら円柱の形に
まとめていきましょう。その際ひびなどが入らないように注意しましょう。

 円柱になった粉というか塊を同じくそば粉から作った引き粉をひいた水平な
机の上に置きます。手のひらを使ってだいたい3周くらいかけて円柱を平らに
していきます。その後は棒を使いまずは昔懐かしい湯たんぽの様な形を作りま
す。そしてその後はいよいよ本格的に伸ばしていきます。この際、力を均等に
いれないと厚さが変わってしまいます。

 何度も引き延ばして均等な厚さになったら最後に3つ折りから4つ折りにして
切ります。この際綺麗に細く均等に切れるかで蕎麦の見た目が決まります。ま
た、あまり時間をかけていると折り目のところで切れてしまい、短い蕎麦とな
ってしまうのです。

 そして自分で打った蕎麦を食べる。1分半から2分でゆで上がりますので、す
ぐに食べましょう。いや、やっぱり自分で打った蕎麦が最高にうまいですね。
ちなみに、これだけで大盛りで3皿から5皿と結構なボリュームがあったりしま
す。


マンズワイナリー
----------------

 小諸ICからほど近い場所にマンズワイン小諸ワイナリーがあります。ここで
はワインが出来るまでを紹介する簡単なツアーとワインの試飲及び購入をする
事が出来ます。しかし、今回は運転手の為にざくろのジュースで我慢という残
念な結果となりました。また構内には万酔園という広い庭園もあり、自由に散
策を楽しむ事が出来ます。

 同じく構内にある葡萄の木はすでに閑散としていますが、普段よく見なれて
いる枝が屋根のようになっているタイプとは違いヨーロッパの様に木が立って
いる日本では滅多に見ないタイプでした。ちなみに、木の上に開閉式の屋根を
取り付けたこの栽培方法はなんでも特許を取得しているようです。


アトリエ・ド・フロマージュ
--------------------------

 湯の丸高原を目指す道の途中にアトリエ・ド・フロマージュという手作り生
チーズのお店があります。ここの喫茶店でアールグレイという種類の紅茶とモ
ンブランを頼みました。いや、モンブランはとても濃厚で本当に美味しいもの
でした。紅茶も大変美味しくいただきました。味見してみた生チーズケーキや
焼きチーズケーキも逸品で、壁が一面硝子となっていて綺麗な景色が見えるそ
の反対側には中庭がセンス良くあるという雰囲気もばっちりな喫茶店でした。

 ここでは試食したカマンベール・ブルーやクラコットというチーズなどを乗せて楽しむクッキーなどを買って帰りました。


帰宅して
--------

 夕食の前に買ってきたチーズとワインで乾杯です。とても美味しい週末でし
た。

 って、1つ忘れてました。夕食はなんだと思いますか。…そうです。もちろ
ん、自分が打った蕎麦を食べたに決まってるじゃないですか。

 そして、次の日は当然会社なのです。あはは。このお散歩はどちらかといえ
ば土曜日にした方が良かったな〜と最後に思ったのでありました。

 それにしても蕎麦打ちは思ったよりも簡単でそして面白いものでした。ぜひ
またやりたいな〜。


$$


[れんきのページ][HomePage]
Copyright (C) 2000 by renya.com All rights reserved.
e-mail address:[email protected]